駐在妻のSecond Career in the U.K.

駐在妻のWork&Life in England

「働く」「駐在」「ヨーロッパ旅」をテーマに体験談や気付いたことを綴っています。今年の目標はよく働き、よく休む(リゾート地でゆっくり)こと。

16時帰宅ラッシュのイギリスのワークバランスについて考える


定時よりも早く帰れるなんて本当に羨ましい文化です。

夜6時7時にオフィスの電気が付いている会社なんて日系くらいじゃないかって位です。
 
ロンドンはもう4時には真っ暗になるのですが、帰宅する人があちこちにいます。海外は日本とは違って生産性重視なので、仕事が終われば帰るというスタンス。まあ、間違ってはいないですね。
 
それにしても4時は早過ぎないか?と思いますが。。。会社がOKしているのであれば良いのかな。
 
 
日本ではover timeが普通なのに対して
こっちではon timeどころかin timeで切り上げる訳です。給料以上の仕事はしない。与えられた仕事が終われば本日の業務終了。中にはチームで取り組む仕事もあるが基本は自分の仕事をこなすのみ。ここには大きな違いがあり、当然のことながら働き方にもかなりの差があります。以前の職場での取引先のフランス人
も話していたのが「家に帰ってまずすることは子供の世話。夕方早くに帰らないと奥さんが夕飯の支度もできないから。」でした。この考え自体が男女対等に働くことができる一つの理由なんだなと思ったのを覚えています。
 
以前有給の考え方を記事にして述べたように、考えの中心は必ずライフであって、ライフがあってのワークなんですよね。
 
 
日本で毎日5時に帰る人なんてまず居ませんよね。でも万が一毎日5時に帰れる文化が根付いたとしたら、それでも子供がいる女性は時短制度を必要とするでしょうか?私だったらフルタイムで働くことを選ぶと思います。その方が周りに気を使う必要もないですし。時短制度って良いようで、かえって女性を差別しているかのように聞こえる時があったんです。私が見てきた時短制度を利用している先輩はよっぽどフルタイムの男性よりも必死に働いていました。「時短勤務」という特別な括りで呼ばれているがために、(悪い意味で)皆よりも頑張らなきゃいけないという気持ちになっているように見えました。
 
前にも書きましたが、女性の活躍がどうのこうのとか政府が発案するよりも、日本の働き方自体を変えた方がよっぽど効果があると思うんですよね。今流行りの在宅勤務とかも女性だけでなく男性もどんどん活用すべきだと思うし。それが結果的に女性が活躍できる場を作ることになることになるんじゃないかな〜と、ヨーロッパで仕事をしながら考えています。