駐在妻のSecond Career in the U.K.

駐在妻のWork&Life in England

「働く」「駐在」「ヨーロッパ旅」をテーマに体験談や気付いたことを綴っています。今年の目標はよく働き、よく休む(リゾート地でゆっくり)こと。

ヨーロッパ的有給消化に対する考え方

f:id:xoxoukgirl:20181121065413j:plain

出勤中にふと思いついたのでこの題材を記事にすることにしました。

 

日本で仕事をしていたときに貰っていた有給は約15日。旅行とか出張後とかに使うくらいでしたが、そもそも有給数が少ないので消化率は80%程でした。割と有給は取れる環境だったものの100%取ったことは一度もありません。寧ろ日本で100%取っている人を見つけることの方が難しいのではないのでしょうか。。。

 

年次が高くなるにつれて有給が増えていく日本のサラリーマンは消化できない分翌年度に持ち越され30日〜40日とかの単位で有給が残りますが、当然1年間のうちに40日も取れるはずはなくまた消化できずに仕方なく捨てていく、というパターンが多いでしょう。金融関係でもない限りは一年のうち一回長期休暇を取得し、あとは単発で休みが幾つか。たまに年末年始とくっつけたり、子供の休みに合わせて夏休みを数日とったり、といったくらいで20日前後休めれば良い方なのではないでしょうか。

 

私が今の職場で一年間で与えられた有給は20日。日本で仕事していた時よりも少し多いです。 これを消化するためには2週間単位の長期休みを2回取る必要があります。日本人的感覚を持った私にとっては難しく感じるのですが、現地人に言わせるとHave toなのだそう。つまり、取れ、と半ば強制のような感じです。笑 実際に私が勤めている職場では皆しょっちゅう2週間の休みを取っていきます。「今日から〇〇がvacationなの」、「あれ、来週から〇〇イタリアにvacationじゃなかったっけ?」「最近見かけなかったね、長くvacation取ってたの?」なんて会話が至る所で聞こえてきます。

 

上司への申請と同僚との調整は必要になりますが、基本的にはリクエスト通り有給が取得できます。日本のように同僚に断りを入れる必要もないですし、こういう点ではかなりのストレスフリーです。上司・先輩の目を気にしなくても良いなんて、こんなすばらしいことはありません!というか、日本が気にしすぎなのか、、、日本で再就職したら元の感覚に戻れるかな😭

 

イギリスの有給数については政府によって決められています。

現在では祝日も含めて28日以上(フルタイム勤務者の場合)と義務付けられています。

https://www.gov.uk/calculate-your-holiday-entitlement

今の悩みは大量の有給をどうやって使っていくか。持ち越しも出来ないですし、計画的に消化していかないと勝手に入れられてしまうので。日本の現状を考えると、幸せな悩みだなとつくづく思います。日本に一時帰国を考えているのでそこで2週間程有給を貰おうと計画中です。あとは旅行とかで埋めていくしかないのかな、、、

 

こういう有給消化の考え方はヨーロッパ人を見習いたいものです。