駐在妻のSecond Career in the U.K.

駐在妻のWork&Life in England

「働く」「駐在」「ヨーロッパ旅」をテーマに体験談や気付いたことを綴っています。今年の目標はよく働き、よく休む(リゾート地でゆっくり)こと。

日系企業で働くイギリス人が感じるdiscrimination(差別)とは

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私の働く会社は日系企業ですが、多くのNon-Japanese speakerがいます。その多くはイギリス人です。

 

私のチームにもイギリス人が半分くらいいますが、彼らは本当に長くうちの会社に在籍しているので基本的に日本の文化や性格などには理解があります。私がこのチームで働くようになってから数ヶ月経ちますが、英語が流暢でない私に対して綺麗な英語で丁寧に説明してくれますし(失礼かもしれないけど)イメージよりも温かい方が多い印象です。

 

クリスマスが近づいてきたごく最近のこと、同僚間で企画するクリスマスパーティーがあると聞いたので私のチームの同僚に去年はどんな感じだったか聞いてみようと思い話を振ってみました。すると彼女は、

「そのクリスマスパーティーね、日本人の割合が増えているから最近行っていないのよ。」

私「あ、そうなんだ、、、」

こんな感じでしか返せませんでした。。。日系企業だから日本人がいるのは普通だけど皆英語を話せるし会話はできると思うのですが、多分そういう問題ではないのでしょう。その時はあまり気にしなかったのですが家に帰ってこの事を思い出した時、ちょっと考えてみたのです。自分が逆の立場だったらどうだろう、と。上司は日本から駐在で来ている人が多いので、会話をする時は基本的に日本語になります。普通に話していた日本語も彼女たちにとっては少なからずストレスになっていたのではないかと思うようになりました。私がもしアラブ語や中国語の飛び交う中に閉じ込めれたらストレスが溜まってしょうがないはず。クリスマスパーティーがどうこう、というよりは日々のこういったちょっとしたストレスがよく思われない原因を作っていたのかも、と考えました。

 

この会話からちょっと経ったある日、イギリス人の同僚がある説明をしたものの上司に理解してもらえなかったことがあって、私が話したら理解してもらえたことがありました。その時、彼らはこういったのです。

「これは差別だ。」と。

ちょっとびっくりしてしまいました。私が悪いことをしたわけではないのに私も気分が悪くなりました。というか、差別とかじゃなくて説明の仕方に問題があった訳で。自分のことを省みずに人種の違いのせいにするのはちょっと違うんじゃないかなと思うのですが、別に大したことではないのにここまで主張すると言うことは普段から(日本にある本社に対して)感じている何かがきっとあるのだと思います。

 

私の勤めている会社の同僚間で差別を感じたことはありませんが、実際日本に住んでいる時に外国人の友達を築地のお寿司屋さんに連れて行ったら店長に英語を話す友達をバカにされたことがありました。この低俗な日本人があのお店にいたことは今でも覚えてますし、こういったことほど一生忘れないものです。

 

例は異なりますが私の同僚たちは今までこういったストレスに社内外で耐えて来たのかもしれません。それを思うと、non-Japanese speakerでも働きやすい環境が作れるよう、私も今よりもっと彼らとの距離を縮められるように意識していこうと思うのでした。