NHSで無料で受けられる駐在妻のための婦人科検査・その1
イギリスの医療制度について一から知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。
駐在員と妊活
イギリスに来て困っているのが、日本のような婦人科病院に行くことができないこと。風邪を引いたら薬局で風邪薬を買えば良いからわざわざGPには行かないですし、ちゃんと診てもらいたい場合は日系病院に行くことで解決します。しかし、妊娠や妊活に当たる婦人科系治療だけは保険でカバーされないため日系病院で診てもらうことができません。イギリスではプライベート病院に行かない限り、婦人科に直接行くことはできず、全てGPを通した診察が必須となります。
婦人科で診てもらいたいこと
今の悩みは妊活に関する2つ。
・女性ホルモンが足りていないか。
・きちんと排卵されているか。卵の大きさは十分か。
子宮は日本で診てもらうことができたのですが、上の2つについては確認ができていないのでイギリスで確かめることにしました。
ここからは経過を分かりやすく表現するために体験記風に書いていきます。
※この体験記はあくまで私の住む地域・GPの話で、各自治体で対応の差があるようですのでご了承ください。
GP初回診察
8:10の予約でしたが、ほぼオンタイムに呼ばれました。NHSの悪評を散々聞いてきたので、ここでちょっと感動。笑
初めての担当は若めの女医さん。
早速妊活を考えており、検査をしたいことを伝えました。
私「妊娠を望んでいるのですが、中々授かりません。検査をすることはできますか?」
女医「分かったわ。あなたの生理状況や生活習慣について教えて。」
生理の周期、最終生理日から始まり、
出産経験はあるか、お酒、コーヒーは飲むか。パートナーとどのくらい機会を設けているか。
何かタブレットは飲んでいるか。排卵検査薬は使っているか。などなど。
「OK。少し長い期間トライしているみたいだから、血液検査を申し込んでみましょう。」
そういって近くの総合病院で受けられる血液検査の予約票を出してくれました。
使った用語
・妊活 Trying a baby
・妊娠する Conceive
・生理不順 Irregular period
・生理周期 Cycle
・排卵 Ovulation
・血液検査 Blood Test
・市販のビタミンタブレット Pregnacare
NHSの雰囲気がわからなかったので、質問内容等何も準備しておらず少し後悔しました。
血液検査は2回あります。
・DAY2-5 (どこかのネット記事で見たらDAY3がベストらしいです)
・DAY21
最初の方は排卵をするために十分なホルモンがあるかどうかを確かめる検査、後の方は排卵後着床を助けるために必要なホルモンの数値が十分に達しているかどうかを確認します。
血液検査
前述の通り、GP初回診察後の生理日を待って血液検査に行きました。
私の地区の病院では血液検査だけで3時間待ち。ちなみに採血時間はたった1分。この待ち時間の長さには驚きました。検査の際は充電MAXのスマホか本を持参することをお勧めします。
2回採血しましたが、採血担当の技術に差が見られました。1回目のアジア系看護士さんはとてもスムーズに採血してくれたので安心していたのですが、2回目の白人系看護士さんは採血後の痛みが数日間続きました・・・笑 これから採血をする方のために、一応現実をお伝えしておきます。
採血を終えてから通常3−5日で病院からGPへ検査結果が届きます。ここで中々結果の引き継ぎがされずトラブルが起きることもあるようですが、うちの地域はわりと優秀で翌日の午後には検査結果がGPへ届いていました。
検査結果を電話で確認
血液検査の結果は電話で確認することができました。
私「血液検査の結果を知りたいのですが」
オペレーター「少々お待ち下さい。・・・2回分の検査結果確認できました。結果としては正常でしたが、Doctorとお話ししますか?」
「はい、お願いします。」
このGPは血液検査結果を知らせる医者と診察医が分かれているようで、候補の時間が1枠しかありませんでした。この時間が無理ならまた明日の朝電話してほしいと言われたので、仕方なくこの1枠の時間で予約を入れました。
長くなったので、、、
その2へ続きます。