駐在妻のSecond Career in the U.K.

駐在妻のWork&Life in England

「働く」「駐在」「ヨーロッパ旅」をテーマに体験談や気付いたことを綴っています。今年の目標はよく働き、よく休む(リゾート地でゆっくり)こと。

私の初海外は12歳ひとり旅でした

お題「もう一度行きたい場所」

 両親の休みが長期で取れなかったため、国内旅行中心だった我が家。

でもいつか国外の世界に行ってみたい!という夢は飛行機に乗るたびに抱いていました。

 

転機が訪れたのは小学校6年生の時。

学校で配られた一枚の夏休み海外ホームステイの広告でした。

配られた瞬間「これだ!」と思いました。

両親曰く、家に帰るなり私は「これに行きたい!」とお願いしたんだそうです。あまり覚えてないけど。

 

他の参加者の多くが中学生、また友達同伴で来ていた人もいたことを考えると、1人で参加し、これが初海外となる私にとっては大きな大きな挑戦だったと思います。でも当時の私にとっては挑戦というよりも「新しい世界が見たいというワクワク」でしか無かったのかもしれません。

 

10日間程で約50万円する高額ホームステイだったけれど、有難いことに両親は私の望みを叶えてくれました。

 

行き先はロサンゼルス。

大韓航空機で移動したこと。

そこで出会ったグループメイトのこと。

公園で見かけた白人の女の子が可愛くて写真を沢山撮ったこと。

買い物で1セント足りなくてレジのお姉さんがオマケしてくれたこと。

家族と別れて寂しくて毎日夜泣いていたこと。

アナハイムのディズニーランドで日本人キャストに遭って感動したこと。

カラフルなバースデーケーキにショックを受けたこと。

ホームステイ先の両親がスーパーで口論してたら警察を呼ばれそうになったこと。

 

小さなことだけど、当時の私には大きなことだったのか、今でも鮮明に覚えていて。

 

当時は興味本位で参加しただけで全く将来のことなんて考えていなかったけれど、今振り返るとあの時の経験が今の私の原点だったのかなと思う時があります。

あの時、自分の目で世界を見ていなかったら、、、

あの時、1人で外の世界に踏み出せていなかったら、、、

あの時、ホームシックになっていなかったら、、、

 

実際この10日間で英語なんて上達しなかったし、ロサンゼルス郊外が超絶田舎だってことくらいしか学ばなかったけれど、あれから更に海外が好きになったし、その後の人生の選択にも影響を与えていくことになったのは間違いありません。

 

駐在妻として海外に派遣されても前向きに楽しめるようになったのも、あのロサンゼルスの経験があったからかも。

 

もし将来自分の子供が同じことを言ってきたら、私も自分の両親を同じように子供を送り出せるような大人になれたらいいな。

 

もう15年位経つけど、

お父さん、お母さん、改めてありがとう。

 

たまには回想と日記みたいな記事を挙げてみました。