駐在妻のSecond Career in the U.K.

駐在妻のWork&Life in England

「働く」「駐在」「ヨーロッパ旅」をテーマに体験談や気付いたことを綴っています。今年の目標はよく働き、よく休む(リゾート地でゆっくり)こと。

欧州在住なら他国でも無料で医療を受けられるEHICを作るべき

 

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このカードのコンセプトとしては、EU圏内であれば訪問国でも居住国と同様に医療が無料(または割引料金、2国間の決まりによる)で受けることができるというものです。

 

例えば海外旅行保険に入っていなかったとしても、このカードを持っていれば大抵無料でその国の公的医療が受けることができるのですので旅行中でもとても安心です。

 

意外と皆知らないらしい?!

 

このカード、私はどうやって存在を知ったのか覚えていないのですが、誰かから聞いたわけではないので少なくとも駐在員の間では広まってないかもしれません。基本的には駐在員は会社が保険に加入しているので、出番はなさそう。ただ、保険には例外があります。それは妊娠中のトラブルです。まさに私が懸念していた点になります。

 

もし万が一のことが起きたら

 

旅行先の救急車で運ばれたとしましょう。イギリスではNHSで全て無償で出来ますが、ほかの国では身元が分からない人に救急車に乗せる訳にはいきません。そんな時このカードが活躍します。EHICを見せれば旅行先の病院側もすぐに患者がヨーロッパで公的医療を受ける対象者であることが確認できるので、多くのケースでお金を払わず対応してもらえるとのことです。

 

永住権が無いと申請できないのでは?

 

私もそう思っていました。しかし、申し込みサイトには何処にも書いてありません。更にVISAの種類によって使えない等の記載もありませんでした。おそらくNHS対象者であれば誰でも申請できます。

 

申請の仕方は?

オンラインで簡単にできました。

NIナンバーが必要になるので手元に用意しておきましょう。申し込む際のお金は一切不要です。

 カードは2週間以内に郵便で届くと書かれていますが、私の場合は1週間程で郵便で届きました。

 

Brexitの後はどうなるの?

具体的な方針はまだ未定とのことですが、少なくとも2020年内については今まで通り問題なく利用ができると発表されていますよ。

www.bbc.com

 

 妊娠が分かってから申請しました!

前述の通り、駐在員の会社が加入している海外旅行保険では妊娠中の医療については一切の負担がありません。そのため、旅行先で万が一のことがあった時の心配がありました。 最初は民間の保険会社(欧米系)の妊婦保険を調べていたのですが結構高い・・・そこでこのEHICのサイトにたどり着きました。

幸い私はこのカードを利用することなく旅行先から帰ることができましたが、発行して損はないと思います!是非調べてみてください。